NVDAを持ちながら、その上流に気づいていなかった
NVDAを$119で買って今は$228超え。この含み益を見るたびに「もっと早く買えばよかった」と思う一方、「NVDAを作るための機械を作っている会社」への投資は考えていなかったと気づいた。Lam Researchという社名を知ったのは最近のことだ。
Lam Researchが担う工程
半導体の製造工程には「エッチング(回路を削り出す)」と「成膜(薄い膜を積み重ねる)」という重要な工程がある。Lam Researchはこの2工程の製造装置で世界トップクラスのシェアを持つ。NVIDIAのH100・B100シリーズが台湾のTSMCで製造される際、Lam Researchの機械が使われている可能性が高い。
TSMを$105で買って今は$427超え(+306%)という含み益になっているが、そのTSMCがAI半導体を作るために必要な機械を供給しているのがLam Researchだ。ピラミッドの一段下にいる企業という感覚がある。
個人投資家としての見方
半導体装置メーカーはAIブームの「インフラ供給者」として注目されている。NVDAやTSMほど知名度は高くないが、AIの恩恵を受ける構造は同じだ。競合にはApplied Materials(AMAT)やASMLがあり、それぞれ異なる工程に特化している。
僕はまだLam Research株を直接保有していないが、QQQの構成銘柄として間接的には触れている。テーマとして「AIチップを作る機械」への注目は、NVDAが飽和感を持ち始めたタイミングで次のステージになると思っている。
「製造装置メーカー」という視点から半導体を見る
私がNVDAを保有しているのは119ドル台で仕込んだからで、今の株価水準から新規に大量投資するのは少しためらいがある。そこで目が向いたのが、NVDAのチップを「作る機械を作る会社」だ。Lam Research(LRCX)やApplied Materials(AMAT)などの半導体製造装置メーカーは、AIブームの直接的な受益者でありながら、NVDAほど市場の注目を浴びていない。
半導体の微細化が進むほど、製造装置の技術的ハードルが上がり、参入障壁も高くなる。TSM(台湾セミコンダクター)を保有している私にとって、その製造に必要な装置を作るLRCXは「知っておくべき銘柄」として認識している。
ただ製造装置メーカーは半導体企業の設備投資に連動するため、景気サイクルの影響を受けやすい。NVDAが売れない局面ではLRCXへの発注も減る。「AIが来れば必ず上がる」とは言い切れない。だからこそサテライトとして少額から検討する価値のある銘柄だと思っている。
もちろん投資判断はご自身で。こういう視点があることを知っておくと、次の判断が少し変わるかもしれません。
・半導体製造装置の主要3社はASML(露光装置で独占的地位)、Lam Research(エッチング・成膜工程)、Applied Materials(幅広い工程をカバー)で、それぞれ担う工程が異なる
・製造装置メーカーの業績は半導体メーカーの設備投資サイクルに連動するため、景気敏感株としての性質を持つ
NVDAの含み益を見ながら、その「上流」にある企業への視点が抜けていたことに気づいたのがこの記事のきっかけだった。派手な主役の裏側にいる企業を探す視点は、今後も続けていきたい。
AIインフラを支える素材大手についても別記事で紹介している。(AIインフラを支える素材大手の記事)


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