「マレーシア株?」と言われると、日本の投資家の大半はピンとこないと思う。私もそうだった。でも今、私のポートフォリオの中でマレーシア株は大きな存在感を持っている。

正直に言うと、マレーシアに詳しいわけではない。証券会社のアジア株の人気ランキングや保有者数を参考にしながら、少額から始めたのが最初だ。情報が少ない国の株は怖いので、「多くの人が注目している銘柄」という基準で入り口を作った。
YTLパワー(YTLP):+585,680円の大化け
最初に買ったのはYTLパワー(YTLP)だ。マレーシアの電力・水道・通信などのインフラ企業で、子会社がデータセンター事業にも参入している。
購入した頃は「地味なインフラ株」という認識だったが、AIブームによるデータセンター需要の拡大が追い風になり、株価が大きく上昇。含み益は+585,680円になっている。
YTLコーポレーション(YTLS):+317,957円
YTLパワーの親会社にあたるYTLコーポレーション(YTLS)も保有している。こちらも含み益+317,957円。グループ全体でAI・データセンター関連の恩恵を受けた形だ。
ガムーダ(GAMU)もマレーシアのインフラ建設会社として少額保有しており、こちらも含み益が出ている。
マレーシア株を買い続けた理由
マレーシアは東南アジアの中でも比較的政治・経済が安定していて、デジタルインフラへの投資が活発だ。AIブームの恩恵が米国だけでなく、データセンターを誘致するアジアの国々にも波及するという流れが続いている。
ただしマレーシア株は国内情報が少なく、日本語の分析記事もほぼない。私は証券会社のアジア株ランキングや保有者数の多い銘柄を手がかりに、少額で分散して始めた。情報量が少ない分、一つの銘柄に大きく集中するのは避けている。
💡 銘柄・企業の補足
YTLグループはマレーシアを代表するコングロマリット(複合企業)で、電力・水道・セメント・ホテル・通信など多岐にわたる事業を展開しています。意外なことにYTLパワーはイギリスの水道会社「Wessex Water」も傘下に持っており、単純な東南アジアの地域企業ではなくグローバルなインフラ企業です。
マレーシアがデータセンター誘致で世界から注目される理由は、電力コストの安さ・政治的安定性・英語の通用性・赤道付近の安定した気温(冷却コストが低減できる)などです。NVIDIAやMicrosoft・Googleもマレーシアでのデータセンター投資を発表しており、YTLグループはその誘致活動の最前線にいる企業の一つです。
通貨リンギット(MYR)の影響も投資リターンに直結します。円高リンギット安の局面では円換算の評価額が目減りする点は把握しておきましょう。
📊 加藤智也の分析メモ
正直、YTLを買ったときはここまで上がるとは思っていなかった。「マレーシアのインフラ会社が面白そう」という程度の認識で、証券会社のアジア株ランキング上位だったから少額で入ってみた、という感じです。
想定外の大化けになった理由は、AIブームがマレーシアのデータセンター誘致という形で現地企業に直撃したからだと思っています。当時は「AIブームの恩恵はアメリカの半導体・クラウド企業だろう」と思っていたので、マレーシアのインフラ企業がここまで動くとは想定していませんでした。
情報が少ない国の株だからこそ、「割安に放置されていた」面もあると思います。日本の投資家がYTLを詳しく分析することは少ないので、業績が改善しても株価に反映されるまでに時間がかかった。その分、長期で持っていた人間が大きく取れた形です。少額から分散して入っておいて良かったと思っています。
このブログは加藤智也の個人的な投資日記です。特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
香港株の明暗については別記事で書いている。(香港株の記事)


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