「防衛株を買う」ことへの違和感と、向き合い方
正直に書きます。防衛関連株への投資は、感情的にちょっと複雑です。「戦争で儲けるのか」という気持ちが頭をよぎる。でも投資家として冷静に考えると、国防予算の拡大という大きな政策の流れは、株式市場では無視できない現実でもあります。
日本でも防衛費がGDP比2%に向けて拡大される方針が続いており、欧州でも各国が軍事費を増やしています。こうした大きな予算の流れは、関連企業の業績を押し上げる要因になります。
日本の防衛関連銘柄を調べてみた
日本で防衛関連といえば、三菱重工業・川崎重工業・IHI・富士通あたりがよく挙げられます。私が調べた限りでは、防衛省向けの売上比率が高い企業ほど「純粋な防衛銘柄」として見られる傾向があります。
私自身は川崎汽船を200株保有していますが、これは輸送・物流の文脈で保有しており、防衛とは別の理由です。ただ、軍事物資の輸送需要なども間接的には関係しているかもしれません。複数の要因が絡み合っているのが現実ですね。
防衛株投資で気をつけたいこと
防衛関連株は政策に大きく左右されます。予算が削減される局面になれば株価も下がる。また、地政学的なリスクが高まれば株価が上がるというのも、複雑な感情を呼びます。
私個人としては、防衛株を中心に据えた投資はしていません。ただ「テーマとして知っておく」ことは大事だと感じています。VOOやVTの中にも防衛関連企業は組み入れられており、知らないうちに保有しているケースも多いはずです。
私が防衛株に注目し始めたきっかけ
防衛株を意識し始めたのは、ウクライナ情勢が長期化してからだ。「戦争は終わらない」という現実が、防衛費拡大という政策につながり、それが株価に反映される──その流れが見えたとき、「これはテーマ投資として成立する」と感じた。
日本の防衛費はGDP比2%への引き上げ方針が打ち出されており、三菱重工(7011)や川崎重工(7012)などに注目が集まった。私はまだ直接保有していないが、川崎汽船(9107)を保有している流れで川崎重工を調べたことがある。船舶と航空宇宙・防衛の両方を持つ会社として、長期で面白い可能性はあると思っている。
ただ、防衛株は「戦争が続くほど上がる」という性質があり、倫理的な問いかけもある。私は「防衛費が増えるのは政策として事実であり、その恩恵を受ける企業を保有すること自体は投資判断」と割り切っている。倫理観は人それぞれだが、投資判断としての根拠を持つことは重要だ。
もちろん投資判断はご自身で。こういう視点があることを知っておくと、次の判断が少し変わるかもしれません。
・日本政府は防衛費をGDP比2%まで引き上げる方針を2027年度を目標に進めている
・三菱重工業は売上の一定割合を防衛関連事業が占めており、防衛費拡大の直接的な受益者とされる
防衛株への感情的な抵抗と、政策トレンドとしての合理性は分けて考えるようにしている。倫理観は人それぞれだが、「事実として進んでいる政策」を投資判断の材料にすること自体は間違っていないと思う。
欧州の防衛株についても別記事で書いた。(欧州防衛株の記事)


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