「今は買いどきか?」という問いに、私なりの答えを出してみた
2026年の夏、私は自分のポートフォリオを眺めながら、珍しく強気になっている自分に気づいた。感情で判断するのは本来避けたいが、今回は根拠がある。複数のサイクルが同じ方向を向いているように見えるからだ。
米国の利下げサイクルが本格化しつつある
FRBの金利政策は、株価に大きな影響を与える。2022〜2023年の急激な利上げで株価が調整した局面と対照的に、2024年後半から始まった利下げ方向への転換が、2026年に入っても継続している。金利が下がると、企業の資金調達コストが下がり、株式の相対的な魅力が上がりやすい。
私のVOOやVTの含み益が回復してきたのは、この流れと無関係ではないと感じている。
企業業績と政策サイクルも追い風
特にテクノロジーセクターを中心に、企業収益が改善している。NVDAやTSMの株価が高い水準を維持しているのは、AI関連の需要が実際の業績に反映されているからだ。私はNVDAを少額保有しているが、個別株の話より「業績サイクルが上向きの環境」という大きな流れを見るようにしている。
加えて、政策の安定感が市場心理を落ち着かせる面もある。もちろんアノマリーは保証ではないが、上記のサイクルと重なるのが今の局面の特徴だ。だからといって、私は「今すぐ一括投資」はしていない。月次の積立を粛々と続けながら、サテライトで少額追加をする程度だ。強気の相場でも、基本を変えない。
それでも私は「積立を増やす」とは言い切れない
強気の見方を書きながら正直に言うと、私は今すぐ大きく動く気にはなれていない。理由はシンプルで、相場が良い局面で「強気になる」のは当たり前のことで、そのとき「いつもより多く買う」という判断が正しいかどうかは別の話だからだ。
私がやっているのは、毎月のオルカン積立(100,000円)をそのまま続けること、それだけだ。サテライトとして川崎汽船(9107)を2回に分けて少し買い増したが、それも2回合計で200株・50万円程度の話だ。「強気に見えるから大きく動く」という発想は今でもしていない。
サイクルの話は「参考の視点」であって、「絶対上がる根拠」ではない。2026年後半が本当に上昇局面になるかどうかは、実際のデータが出て初めてわかることだ。今はただ、自分の基準を守って淡々と続けている。
投資はあくまで自己責任。こういう角度から見ると面白いと感じてもらえたなら嬉しいです。
・米国の中間選挙翌年は株価が上昇しやすいというアノマリーは、過去数十年のデータで比較的高い再現性が報告されている
・在庫サイクルは企業の生産・在庫調整の波で、おおむね3〜4年程度の周期とされることが多い
複数のサイクルが同じ方向を向いていると強気になりがちだが、それでも「いつもより多く買う」という判断はしていない。根拠があっても行動を変えすぎないバランス感覚を意識している。
なお、中間選挙前の75日間の利益期間というアノマリーは別の記事でも書いているので、興味があれば合わせて読んでほしい。
中間選挙前の「75日間の利益期間」というサイクルについても別記事で書いた。(中間選挙前の75日間サイクルの記事)


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