「とりあえず普通預金」が通用しなくなってきた
長い間、私の家計の余剰資金は「とりあえず普通預金」に眠っていた。金利がほぼゼロの時代は、どこに置いても大差がなかったからだ。でも今は違う。金利が動き出したことで、「どこに置くか」が実際の差を生むようになってきた。
それぞれの特徴を整理する
普通預金・定期預金は、元本保証・流動性が高い点が魅力だ。「すぐ使うかもしれないお金」の置き場所として最適だと思っている。ネット銀行の高金利普通預金(一部は年0.3〜0.5%程度)は選択肢になりつつある。
個人向け国債(変動10年)は、金利が年2%近くに上昇してきた今、無リスクで2%という水準は十分に魅力的だ。元本保証・年2回金利受取・1万円から購入可能。私も「3〜5年は使わないお金」を一部移すことを検討中だ。デメリットは、1年経たないと解約できない点だ。
株式・ETFは、長期的な資産形成の主役だと思っている。オルカンやVOOは年7〜8%の長期リターンが期待できる(保証ではない)。ただし短期では大きく下落することもある。「10年以上使わないお金」に向いている。
私が今考えている「3層構造」
実際に私が意識しているのは、用途別に3つに分けることだ。①すぐ使う可能性があるお金は高金利ネット預金へ、②3〜5年は動かさないお金は個人向け国債へ、③10年以上使わないお金は株式・ETFの積立へ。
この3層を意識するだけで、漠然と「どこかに入れておく」より合理的になる。完璧な配分はないが、目的に合わせて分けることが大事だと感じている。
私の資産の「置き場所」の実際
具体的に言うと、今の私のお金の置き場は大きく3つに分かれている。①株式(米国ETF・個別株・日本株)、②債券ETF(HYG・JNK・IGIB・VCIT)、③現金(普通預金・高金利の定期預金)。国債は今のところ保有していないが、「絶対に減らしたくない現金」の一部を個人向け国債に移す検討をしている。
金利が上がった今の環境で改めて感じるのは、「全部株式」でなくていいということだ。ゼロ金利の時代は現金で持つ意味が薄かったが、今は普通預金でも少しずつ金利がつくようになった。選択肢が増えたことで、リスクの取り方に柔軟性が生まれた。
投資の目的は人によって違う。老後資金なのか、教育費なのか、単純な資産形成なのか。目的が違えば最適な置き場所も違う。「株か国債か」という二択より、自分の目的に合わせて配分を設計する発想が、長期で失敗しにくい方法だと思っている。
難しい局面ほど、冷静に自分の基準に戻ることが大切だと感じています。投資判断はご自身でどうぞ。
・インフレ調整後の実質リターンで見ると、現金・預金は物価上昇局面でマイナスになりやすく、株式は長期的にはインフレを上回るリターンを出す傾向がある
・目的別(生活防衛資金・中期資金・長期資産形成)に置き場所を分ける考え方が、ファイナンシャルプランニングの基本とされる
「株か国債か」の二択で考えるのをやめてから、資産配分がシンプルになった。目的ごとに置き場所を決めておくと、相場が動いても判断がぶれにくい。
なお、個人向け国債が年2%に近づいている話は別の記事でも書いているので、興味があれば合わせて読んでほしい。
個人向け国債の実際の利率については別記事で調べた。(個人向け国債の記事)


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