初心者が手を出してはいけない投資商品・金融商品21選──それぞれの「危ない理由」を解説

初心者が手を出してはいけない投資商品・金融商品21選──それぞれの「危ない理由」を解説 - 加藤智也ノートのアイキャッチ画像 投資入門

僕も最初、危ない商品を買いかけた

投資を始めた頃、FXの自動売買や毎月分配型の投資信託に手を出しかけた。今思えばどちらも「仕組みがよくわかっていない状態で買うには危険すぎる」商品だった。10年やってわかったのは、「危ない商品の共通点」がある、ということだ。

仕組みが複雑すぎる商品群

①レバレッジETF(2倍・3倍)、②インバース(逆張り)ETF、③デリバティブ内蔵の仕組み債、④EB債(他社株転換社債)、⑤為替リンク債、⑥通貨選択型投信、⑦ノックイン条項つき商品、⑧毎月分配型で元本取崩型の投信。これらは「高利回り」に見えても、複雑な仕組みの中にコストや損失リスクが隠れている。

コストが異常に高い商品群

⑨販売手数料3%以上の投資信託、⑩信託報酬1.5%以上のアクティブファンド、⑪変額保険(投資型保険)、⑫外貨建て保険、⑬ラップ口座(手数料が高い割に運用成績が平均以下が多い)、⑭FPや銀行が「おすすめ」と持ってくる商品全般。コストが高いほど、長期で見たリターンが削られる。

詐欺・グレーゾーンに近い商品群

⑮未上場株の勧誘(特に電話で来るもの)、⑯海外不動産(現地確認困難)、⑰仮想通貨のICO・新規トークン、⑱ソーシャルレンディング(倒産リスク高)、⑲農地・山林投資の一括販売、⑳太陽光発電の「高利回りパッケージ」、㉑コモディティのレバレッジ先物(原油・金属)。

コシダカHDをナンピンして含み損を抱えた経験から言えるのは、「わからないまま追加投資すると損が拡大する」ということ。21選の共通点は「理解できない複雑さ」「見えないコスト」「勧誘が積極的すぎる」の3つだ。

「避けるべきリスト」を知ることの価値

投資を始めた最初の頃の私は「良い商品を探す」ことに集中していた。でも実際には「悪い商品を避ける」ことの方が、パフォーマンスへの影響が大きかった。毎月分配型の高コスト投信を買い続けていたら、それだけで年1〜2%のコストロスが続く。10年で見るとこれは相当大きい。

私が実際に買いそうになって避けた商品の一つが「ダブル型・トリプル型のレバレッジETF」だ。「3倍に動く」という説明は魅力的に聞こえるが、長期保有すると「減価」という現象で元本が侵食されることがある。上がったり下がったりを繰り返すと、3倍の損失に収束する仕組みだ。今は短期トレード用だと理解している。

「投資で損をした」経験のある人の多くは、最初に触れた商品に問題があることが多い。最初の1〜2年に「避けるべきもの」を知るだけで、何十万円もの損失を未然に防げる可能性がある。このリストは、自分への戒めとしても定期的に見直している。

難しいテーマですが、少しでも参考になれば。最終判断は常にご自身で。

💡 補足

・レバレッジ型ETFは日々の値動きを2倍・3倍に連動させる設計のため、価格が上下を繰り返すレンジ相場では「減価」により長期保有ほど元本が目減りしやすい
・毎月分配型投信は分配金の一部が元本の払い戻し(特別分配金)であるケースが多く、実質的な運用効率を下げる要因になりうる

避けるべきモノ・サービス・場所についても別記事でカテゴリー別にまとめている。(避けるべきモノ・サービスの記事)

📊 加藤智也の分析メモ

最初に触れる商品を間違えると、そこで投資自体を嫌いになってしまうリスクがある。「買ってはいけないもの」を先に知っておくことは、始める前の一番の防御策だと思う。

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