この記事は「2026年10月の制度変更まとめ」シリーズの1本です。全体像はこちら → 2026年10月、家計にガツンと来る制度変更まとめ
「火災保険料が10月から値上げ」という情報をいくつか見かけたので、詳しく調べてみた。結論から言うと、2026年10月に新しい参考純率の改定が実施されるという一次情報は見当たらなかった。むしろ、直近の大きな改定は少し前の話で、それが今も影響を及ぼし続けている、というのが実態に近い。ここは誤解が広がりやすいところなので、丁寧に整理しておきたい。
直近の大きな改定は2023年6月届出、2024年10月頃から反映
損害保険料率算出機構が算出する「参考純率」は、2023年6月に全国平均+13.0%という大きな引き上げが届け出られ、各保険会社の商品には2024年10月頃から順次反映されている。保険は更新のタイミングで新しい料率が適用される仕組みなので、契約更新の時期によっては「気づいたら値上がりしていた」という人もいたはずだ。
契約期間の上限は最長5年に短縮されたまま
もう一つ覚えておきたいのが、2022年10月の改定で、火災保険の契約期間の上限が最長10年から最長5年に短縮されたこと。この仕組みは今も続いている。以前のように10年契約で長期間保険料を固定する、という選択肢はもうない。
加藤智也の視点:更新のたびにチェックする習慣が大事
うちも数年前に住宅ローンを変動金利で組んで戸建てを購入した身なので、火災保険は人ごとではない。10月に限った新しい値上げがあるわけではないにせよ、保険料が右肩上がりの基調にあること自体は変わっていないと感じる。契約できる期間も最長5年に短縮されているので、「一度契約したらしばらく放置」ではなく、更新のたびに他社の見積もりも取って比較する習慣をつけておいた方がいいと改めて思った。
💡 補足
・「参考純率」はあくまで保険会社が保険料を決める際の目安であり、実際の保険料は各社が独自に上乗せ・調整して決めている
・水災害のリスクが高い地域ほど、保険料の上げ幅が大きくなる傾向がある
📊 加藤智也の分析メモ
ネット上の情報をそのまま鵜呑みにせず、一次情報まで遡って確認してよかったと思う一件だった。「10月から値上げ」という見出しだけが独り歩きしている可能性もあるので、こういう制度系の話は思い込みで判断せず、一つずつ確認する癖をつけたい。
※本記事は損害保険料率算出機構等の公表資料をもとにした情報提供を目的としており、特定の保険商品への加入を推奨するものではありません。実際の保険料・契約条件は加入している保険会社にご確認ください。


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