高配当ETFは種類が多く、どれを選べばいいか迷う人が多い。私はSPYD・VYM・JEPI・QYLDの4本を実際に保有していて、それぞれ特徴と使いどころが違うと感じている。

実体験から正直に評価する。
| ETF | 取得単価 | 現在値 | 損益 | 配当頻度 |
|---|---|---|---|---|
| SPYD | $41.18 | $49.98 | +21% | 年4回 |
| VYM | $121.60 | $164.41 | +35% | 年4回 |
| JEPI | $57.77 | $57.85 | +0.1% | 毎月 |
| QYLD | $17.71 | $18.28 | +3% | 毎月 |
SPYD:高配当利回りとシンプルさが魅力
S&P500の中で配当利回りが高い80銘柄に絞ったETFだ。配当利回りは4〜5%台が多く、4本の中では最も「配当に特化」した設計になっている。値上がり益(+21%)も出てくれているが、メインはあくまで配当だと思っている。
VYM:値上がり益も狙える王道の高配当ETF
約400銘柄に分散投資できる広いETFで、+35%の値上がり益が出ている。配当利回りは3〜4%台でSPYDより低いが、その分値上がり余地が大きい。「高配当ETFをひとつ買うなら」と聞かれたら、私はVYMを薦める。安定感とリターンのバランスが一番いい。
JEPI:毎月配当が魅力だが値上がりはほぼゼロ
JPモルガンが運用するカバードコール型ETFで、毎月配当が出る。配当利回りは6〜8%と高め。ただし値上がり益はほぼ期待できない(+0.1%)。毎月口座に配当が入ってくるのは気分的に嬉しいが、資産を増やすというより「受け取り続ける」ためのETFだ。
QYLD:高配当だが長期保有には注意
NASDAQ100を対象としたカバードコール型で、毎月高い配当が出る。しかし値上がり益がほぼなく(+3%)、配当の原資がオプション売却収益のため、市場が大きく上昇する局面では他のETFに比べて見劣りすることがある。少額で「毎月配当の体験」をするには面白いが、大きく資金を入れる銘柄ではないと思っている。
4本を比較した結論
値上がり益と配当のバランスならVYM、とにかく高い配当利回りならSPYD、毎月配当の体感を得たいならJEPI・QYLD──という使い分けが私の結論だ。
資産形成期(まだ増やしたい)ならVYM・SPYD中心、資産活用期(定期的に受け取りたい)ならJEPI・QYLDを加えるのが合理的だと感じている。
💡 銘柄・企業の補足
SPYD・VYM・JEPI・QYLDの4本はどれも「高配当ETF」と呼ばれますが、設計が全く違います。
VYM(バンガード高配当ETF)はジョンソン&ジョンソン・エクソンモービル・JPモルガンなど約400銘柄に分散。配当利回り3〜4%と控えめですが値上がり余地も大きい、バランス重視の設計です。
SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)はS&P500の中から配当利回り上位80銘柄に絞ったETFで、銀行・不動産(REIT)・エネルギーの比率が高めです。配当利回りは4〜5%台と高め。
JEPIとQYLDは「カバードコール戦略」を使っています。株を保有しながら「コールオプション(一定価格で買う権利)」を他の投資家に売り、その権利料(プレミアム)が毎月の配当の源泉になります。毎月高い配当が得られる代わりに、株価が大きく上昇したときの値上がり益を一部放棄する構造です。JEPIは米国株ベース、QYLDはNASDAQ100ベースです。
📊 加藤智也の分析メモ
4本を実際に持ってみて分かったのは、「目的を決めてから選ぶべきだった」ということです。
VYMが+35%でJEPIが+0.1%というのは、どちらかが悪いという話ではなく、設計の違いが数字に出ただけです。JEPIは値上がりより毎月の配当を取りに行くETFなので、値上がりがほぼゼロなのは想定通り。配当込みで見ると悪くないリターンです。
ただし正直に言うと、QYLDについては「毎月配当を体験してみたい」という好奇心で少額を入れた部分が大きい。大量に資金を入れるべき銘柄ではないと今は思っています。
自分の結論は「資産を増やしたいならVYM・SPYDを中心にして、JEPIやQYLDは毎月の配当を実感するための少額」という使い分けです。4本均等に持つ必要はなかった、というのが振り返っての正直な感想です。
このブログは加藤智也の個人的な投資日記です。特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。
日米のタバコ株を比較した記事もある。(日米タバコ株の比較記事)


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