NVDAより静かに、でも着実に──派手さゼロの地味株・高配当ETFで資産を増やす話

地味株の保有銘柄に関するスクリーンショット 投資入門

投資の話になると、どうしてもNVDA・META・テスラといった「派手な銘柄」が話題の中心になる。でも私のポートフォリオには、そういった華やかな銘柄とは真逆の、地味な高配当株と高配当ETFがいくつかある。

その地味な銘柄たちが、実はポートフォリオの安定感を支えてくれている。

アルトリア(MO):米国のタバコ株が+53%

取得単価$44.32、現在$67.67で+53%。

日本のJTと同様、米国のタバコ会社アルトリアも「時代遅れ」と言われ続けながら着実に配当を出している。マルボロブランドを持ち、喫煙者が減っても価格引き上げで収益を維持する力強いビジネスモデルだ。毎年の配当利回りが高く、受け取りながら+53%の値上がりも享受できた。

VYM(バンガード高配当ETF):地味に+35%

取得単価$121.60、現在$164.41で+35%。

VYMは米国の高配当株を広く集めたETFだ。特定の銘柄に集中せず、配当利回りの高い約400銘柄に分散投資できる。「地味だけど安定している」の典型で、これを持っておくだけで定期的に配当が入ってくる。個別株の銘柄選択に悩まなくていい分、精神的にも楽だ。

SPYD(S&P500高配当ETF):+21%+高配当

取得単価$41.18、現在$49.98で+21%。

S&P500の中で配当利回りが高い80銘柄に絞ったETFだ。VYMより配当利回りが高い傾向があるが、値動きも少し大きい。毎年4回配当が出て、配当金が口座に入るたびに「持っていてよかった」と感じる銘柄だ。

地味株・高配当ETFを持つ本当の理由

派手な成長株は夢がある。でも毎日株価をチェックして一喜一憂していると、精神的に疲れる。地味な高配当株・ETFは値動きが穏やかで、定期的に配当が入ってくる。

投資を10年続けてきて感じるのは、「長く続けられる投資スタイル」が最終的に資産を増やすということだ。派手な銘柄で一時的に大きく取れても、精神的に消耗して投資をやめてしまっては意味がない。

地味株・高配当ETFはその点で「続けやすい投資」の代表格だ。配当という形で定期的に「成果」を感じられるのが、長期投資のモチベーション維持につながっている。


💡 銘柄・企業の補足

アルトリアグループ(MO)は「マルボロ」ブランドを保有する米国最大のタバコ会社です。2008年にフィリップモリス・インターナショナル(PMI)と分社化し、アルトリアは北米市場担当、PMIが海外市場担当という棲み分けになっています。25年以上連続で増配を続ける「配当貴族」の一つで、配当利回りは7〜8%台と非常に高いです。

VYM(バンガード高配当ETF)の主要組み入れ銘柄はジョンソン&ジョンソン・エクソンモービル・JPモルガンなど約400銘柄に広く分散。SPYDはS&P500の中から配当利回り上位80銘柄に絞っているため、銀行・不動産(REIT)・エネルギーの比率が高めになる特徴があります。どちらが良いかは「分散優先か配当利回り優先か」という好みによります。

ミューラーインダストリーズ(MLI)は1917年創業の銅・真鍮製品メーカーで、配管・空調部材が主力。AI・EV・インフラ需要の拡大で銅需要が増加した恩恵を受けた地味株です。

📊 加藤智也の分析メモ

NVDAやMETAより「地味株・高配当ETF路線」を選んだのは、正直パフォーマンスより続けやすさを優先したからです。

仕事しながら投資を続けていると、株価が毎日気になって消耗するのがしんどくなってきます。高配当株や高配当ETFは「配当が入ってくる」という実感があるので、値下がりしても売りたい気持ちが抑えやすい。精神的に落ち着いて持ち続けられるスタイルです。

アルトリア(MO)が+53%になっているのは、金利が下がり始める期待で高配当株全体が見直されたことと、「ESGで嫌われているから逆に割安」という投資家の再評価が重なったからだと見ています。VYMが+35%なのは米国株全体の上昇に連動しながら配当も出し続けてくれた結果です。地味ですが、これで十分だと思っています。

このブログは加藤智也の個人的な投資日記です。特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。

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