配当投資の限界と代替戦略【配当利回り50年ぶり低水準の今どうする】

配当投資の限界と代替戦略【配当利回り50年ぶり低水準の今どうする】 - 加藤智也ノートのアイキャッチ画像 テーマ株・セクター

配当利回りが低すぎて、正直しんどい

私はSPYDを1427株、JEPIを200株保有しています。配当収入を積み上げていく戦略が好きで、コツコツ買い増してきました。でも最近、S&P500全体の配当利回りが歴史的な低水準になっているという話を目にして、少し立ち止まって考えるようになりました。

50年ぶりの低水準というのは大げさに聞こえるかもしれませんが、株価が上がれば利回りは下がる。今の株高は配当投資家にとっては「株価は増えたけど利回りは薄い」という複雑な状況を生んでいます。

それでも配当投資を続けている理由

利回りが低くなったからといって、私はすぐに配当投資をやめようとは思っていません。理由はシンプルで、「配当が自動的に入ってくる感覚」が好きだからです。株価の上下に一喜一憂するより、四半期ごとに配当が振り込まれるのを確認する方が、精神的に楽なんです。

JEPIはカバードコール戦略を使って通常の配当より高い分配金を出しているファンドです。株価の大きな上昇には乗り切れないトレードオフがありますが、毎月分配という安定感は気に入っています。SPYDは高配当銘柄に集中しているので、利回りは比較的維持されています。

代替として考えられる選択肢

配当以外で「インカム」を得る手段として、私が調べた限りでは債券ETFや優先株ETFなどがよく挙げられます。ただ、これらは金利変動の影響を大きく受けるので、今の金利環境では慎重に考える必要があると感じています。

結局のところ、配当利回りが低いからといって「配当投資はオワコン」とは思っていません。ただ、利回りだけを追い求めて高リスクな銘柄に手を出すのは危険。VYM(182株保有)のような分散された高配当ETFで地道に積み上げるのが、私には合っているようです。

私が配当重視から「バランス重視」に変えた理由

2026年に入って、私のポートフォリオは以前より高配当ETFの比率が上がっている。SBI・S・米国高配当株式ファンドに数百万円を移した。「成長型から配当型へのシフト」だ。理由は「配当をもらいながら長期で保有する安心感」を優先したからで、最大リターンを追わなくなったということでもある。

配当投資の限界として指摘されるのが「配当利回りが歴史的低水準」という事実だ。確かにS&P500全体の配当利回りは1%台前後で、インカムとしての魅力は薄い。それでも私が高配当系を増やしているのは「心理的な安定」のためだ。含み損が出ても配当が入れば「持ち続けやすい」という実感がある。

資産形成のフェーズとライフステージによって、最適な配当戦略は変わる。若い段階では「配当を再投資して複利を最大化」が正解かもしれないが、中年以降は「配当収入でキャッシュフローを安定させる」発想も合理的だ。正解は一つではない。今の自分にとって何が大切かを確認して戦略を選ぶことが、長く続けられる投資の秘訣だと思っている。

迷っている方の参考になれば十分です。売買の判断はご自身の責任でどうぞ。

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