ポートフォリオの基本──話題株・高ボラ商品との正しい付き合い方

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テスラを買ったとき、ポートフォリオが「歪んだ」瞬間を体感した

TSLAを買ったのは数年前のこと。話題になっていたし、EVの将来性に惹かれた。最初は全体の5%程度のつもりだったのに、株価が急騰するにつれてポートフォリオの中での比率がどんどん膨らんでいった。気づいたときには、テスラ一銘柄の動きで資産全体がジェットコースターになっていた。

あのとき初めて、「ポートフォリオの設計」というものを真剣に考えるようになった。

分散の目的は「リターンを最大化すること」じゃない

よく誤解されるのだが、分散投資の目的はリターンを最大化することではなく、リスクを自分が耐えられる範囲に収めることだ。VOOやVTのような広く分散されたETFをコアに置き、その周りに高配当株(SPYD・VYM)や少額の個別株を添える形が、私にはしっくりきている。

NVDAやMETAのような成長株は面白い。でも保有比率が高くなりすぎると、1日の値動きで気持ちが持っていかれる。個別株は「小さな賭け」と割り切って、コア部分は崩さない、というルールを自分に課している。

話題株・高ボラ商品との距離感

QYLDのような高配当・高ボラ商品を少額だけ持っている。毎月分配金が入ってくるので入金感があって楽しい。ただ、これだけに集中投資するのは怖い。あくまで「サテライト」の位置づけだ。

ポートフォリオの「核」を何にするかを決めてしまえば、話題株や新しい商品が出てきても冷静に向き合えるようになる。流行りに乗りたい気持ちは今もあるが、コアを崩さない範囲で、というのが私の落とし所だ。

私が「コア・サテライト戦略」に落ち着いた理由

ポートフォリオの考え方でよく言われるのがコア・サテライト戦略だ。資産の7〜8割を「コア(インデックスファンドなど安定した核)」に置き、残り2〜3割を「サテライト(個別株や高リスク商品)」に配分するやり方だ。

私がこの形に落ち着いたのは、単純に「コアだけだと面白くなく、サテライトだけだと怖い」からだ。オルカンやVOOを毎月積み立てる土台の上に、川崎汽船や三菱商事のような個別株を少量持つ。個別株が外れても、コアが耐えてくれる。

話題株や高ボラティリティ商品は「少額で試す」が原則だ。日本製鉄で損切りしたとき、コアのインデックスが下支えになったから精神的に耐えられた。全財産を個別株に突っ込んでいたら、同じ失敗でも立ち直れなかったかもしれない。ポートフォリオ全体のバランスが、メンタルを守る防衛線にもなっている。

投資はあくまで自己責任。こういう角度から見ると面白いと感じてもらえたなら嬉しいです。

💡 補足

・「コア・サテライト戦略」は資産の7〜9割を低コストのインデックスファンドなどの「コア」に、残り1〜3割を個別株など「サテライト」に配分する考え方
・サテライト部分の比率が大きくなりすぎると、ポートフォリオ全体のリスク特性がコアの意図から乖離しやすい

📊 加藤智也の分析メモ

テスラの比率が膨らんだ経験から、意図せず「サテライトがコアを侵食する」怖さを知った。値上がりした銘柄ほど定期的に比率を見直す習慣の大切さを実感している。

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