先日、SBI証券のクレカ積立で三井住友カードを使っている理由を書いたが、積立分だけでなく日常の買い物でのタッチ決済還元についても、実際どれくらい貯まるものなのか気になって試算してみることにした。
タッチ決済の還元率、対象店舗ではどこまで上がるのか
三井住友カードは、スマホのVisaタッチ・Mastercard®タッチなどのタッチ決済を使うと、対象店舗で還元率がアップする仕組みになっている。コンビニ大手3社やマクドナルド、サイゼリヤなど、日常的に立ち寄る店舗が対象に含まれているのがポイントだ。通常還元率0.5%のカードでも、対象店舗でのタッチ決済なら合算で最大7%程度まで上がるケースがあり、上位カード(ゴールドNLやプラチナプリファード)ではさらに還元率が積み増される仕組みになっている。
月の生活費のうち、どこまでがタッチ決済に置き換えられるか
還元率が高いといっても、対象になる店舗での利用額が少なければ意味がない。総務省の家計調査などを参考に、単身〜二人世帯の月の生活費のうち、コンビニ・ファストフード・カフェといった「タッチ決済対象になりやすい業態」への支出を仮に月2万円程度と置いて試算してみる。この2万円をすべて対象店舗でのタッチ決済に置き換えた場合、還元率5%(仮定)なら月1,000円分、還元率7%なら月1,400円分のポイントが積み上がる計算になる。年間にすると1万2,000円〜1万6,800円相当だ。地味に見えるかもしれないが、何もしなければ0円だったところから、支払い方法を変えるだけで手に入る金額としては十分に大きい。
積立分と合算するとどうなるか
以前の記事で、月10万円のオルカン積立をプラチナプリファードで行うと、年間36,000ポイントが貯まるという話をした。今回試算したタッチ決済分(仮に年1万2,000〜1万6,800円相当)を単純に合算すると、年間で48,000円分前後のポイントが自動的に積み上がる計算になる。プラチナプリファードの年会費33,000円と比べても、積立と日常利用の還元を合わせれば十分にペイしている水準だ。ここで大事なのは、積立だけを見て年会費と比較するのではなく、日常利用の還元も含めたトータルで判断すべきだという点だと、今回の試算で改めて感じた。
注意点:あくまで「置き換えられた場合」の試算
今回の数字は、あくまで生活費の一部をタッチ決済に置き換えたと仮定した場合の試算であり、実際の還元額は利用店舗・利用金額・保有カードの種類によって変わってくる。還元率は改定されることもあるため、最新の条件は必ず公式サイトで確認してほしい。とはいえ、「積立の還元だけ」で判断するのと、「積立+日常利用の還元」を合わせて判断するのとでは、カード選びの結論が変わってくる可能性がある、ということは意識しておく価値があると思う。
💡 補足
・「タッチ決済」とは、カードやスマホをかざすだけで支払いが完了する決済方式。対象店舗では通常決済よりポイント還元率が優遇されるケースが多い
・還元率や対象店舗は各カード会社の判断で変更されることがあるため、利用前に公式サイトで最新情報を確認することが重要
📊 加藤智也の分析メモ
積立の還元率ばかり気にしていたが、日常利用のタッチ決済分まで含めて試算してみると、想像していたより大きな金額になることに気づいた。カードの年会費を「積立の還元だけ」で判断するのはもったいないと実感した一件だった。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定のカード・金融商品への加入を推奨するものではありません。還元率・試算内容は2026年9月時点の公開情報に基づく仮定の計算であり、実際の還元額を保証するものではありません。最新の条件は各社公式サイトでご確認ください。


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